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えみごのメモ

ももクロと杏果

女性の希望としてのももいろクローバーZ

ももいろクローバーZ
SMAPさんや嵐さんのように、長く愛され続ける女性アイドルグループに」
それはももいろクローバーZのビジョンとして度々語られることだ。
女性グループではそのような前例がない、だから私達がなるのだと。
それは時にとてつもなく大きな夢のように受け止められる。ファンの中にも半信半疑な人は少なからずいるだろう。

しかしよくよく考えてみるとどこかおかしな話ではないか。
そもそも何故、長く活躍し続ける男性アイドルグループが存在する一方で、女性には前例がないのか。
30代、40代の男性がキャーキャー言われている一方で、30代、40代の女性はババア扱いなのか?日本はロリコン社会か?過激なことを言えばこれは一種の女性差別が生む現象なのではないか?


男祭りの一件をきっかけにふと「女性団体」について考えた。あの件の焦点はまた別の問題にあったが、結果的に「女性団体」が「ももクロ」を非難する構図が好き勝手に報道されてしまった。
それを受けて色々と考えるうちに、本来ならば女性の権利を主張する人達にこそももクロは高く持ち上げられるべき存在ではないかと初めて気が付いた。

私はアイドルについても女性についても専門的な研究をしたことはない。だからこれは一介の一般人としての見解だが、そもそも女性アイドルが長く続かないのには、漠然と蔓延り続ける"女性の価値=若さ"という価値観の影響があるのではないだろうか。それが日本独自のことなのかそうでないのかは分からないが少なくとも日本ではそういう風潮を感じる。
だからこそ、女性アイドルが生き残るのは難しいのではないか。

そんな中で堂々と「SMAPさんや嵐さんのようになる!」と宣言するももクロは、そのような風潮、もっと言えば時に女性が弱者である社会そのものへの宣戦布告を行っているも同然なのではないか。
同時にももクロはそれを実現する要素を大きく持つ稀有なグループだと思える。

以前からモノノフはよく「ももクロは普通のアイドルとは違う」と言う。
それは総合的にももクロを既存のイメージのアイドルとして、少女として、性的対象として消費することが出来ないということの表れだと捉えても良いだろう。それを裏付けるようにももクロには老若男女のファンが付いている。
ももクロはアイドルでありながら新たな意味での"アイドル"を創り続けひた走る革新者なのだ。若い女の子が愛でられる(または性的に消費される)タイプのアイドルとは違う、人として尊敬される"ももクロ"というタイプのアイドルをしている。

だからそのももクロならば、年齢を重ねても男性アイドル同様に支持され続け、女性蔑視へのアンチテーゼを成立させることが普通に出来そうな気がする。
女性グループがいくつになっても老若男女に笑顔を届け続ける。そんなことすら困難であった社会に、大きな杭を打ち込めるかもしれない。
女性団体なんかは、尚更ももクロを支援したい立場なのではないか。
ももいろクローバーZは女性の希望の星なのではないか。

そう考えると、私はフェミニストではないが単純に同じ女性としてももクロちゃんをますます応援したくなった。
アイドルや芸能界という枠を超えて、女性として世界に大きな伝説を残せそうなももクロちゃんを。

一方で件の報道については余計に悲しくなったが、これから一人でも多くの女性がももクロちゃんの勇姿を目にしてくれることを願いたい。
いつかももクロちゃんは多くの女性に勇気を与える存在になるだろうから、横槍に挫けず胸を張って頑張っていって欲しいところだ。