杏果作詞して!
私が杏果を推し続けてきた要因のひとつ、それもかなり大きなひとつに、ブログがある。
明らかにファンを深く思いやりながら丁寧に丁寧に紡がれた言葉の数々に、何度救われ、何度癒され、どれだけのパワーを貰ってきたことか計り知れない。
ももパワー、それは杏果推しにとって酸素か水分か。枯渇すれば則ち死、恵まれた瞬間屍は息を吹き返す。
充電所とはそんなももパワーを補給させて頂く場所であり、杏果との心の交流を楽しめる大切なオアシスだ。
ももパワー充電所に通いつめて早4、5年。ももパワーは日々の糧となり、心の交流は杏果への我が愛をどんどん強くしてきた。と同時に私は、杏果の紡ぐ言葉そのものの魅力を否応なく突きつけられてきた。
その中でもずっと忘れられないのは「夏の時間」というブログだ。
→http://s.ameblo.jp/ariyasu-sd/entry-11327012893.html
(「夏の時間」より一部引用)
部屋から
窓ガラス一枚隔てて
夏の晴れわたった景色を見るのが好き
一歩外へ出たら茹だるような暑さとわかってて
今、快適な時間を過ごしている自分に
ちょっした贅沢と喜びを感じる
だけど窓ガラスから見る
外の強い日差しに照らされた
くっきりとした明るい景色が
暑いけどやたらキラキラ煌めいていて
輝いていて
結局時間が経つと
暑いのわかってるんだけど外に出たくなって
扉を開けて外に出てしまう
なんか少し人生と似てる気がする
(ちょっした は ちょっとした の誤字だが、それもまた可愛い)
・・・これを読んだ時の衝撃は今でも忘れられない。突然の詩人的なブログに何があった!?と動揺しながらも、その感受性と文才にいたく感動し、そして、そして強く願った。
杏果が作詞した歌を聴きたい!!!!!
この記事のコメント欄を見ると、私だけでなく大勢のモノノフが書き込んでいた。作詞をしてほしい、作詞とか出来そう、いつか作詞して!
その後も、杏果作詞して案件は続いた。
というか全てのブログが[杏果作詞して案件]である。逆にその中から敢えて取り上げるレベルの記事は夏の時間しか思いつかないのだが、一応他にも例を挙げる。
→http://s.ameblo.jp/ariyasu-sd/entry-11626572124.html
(「秋だね。。.:*:゜☆」より一部引用)
最近なんかぁ
いろいろ懐かしい人に出会って
しみじみすることがよくあるー
あぁ・・・・・
秋だなぁ.:*:゜☆
んーでもって
あるとき急に、ハッと
今みんなと出会ってこんな幸せでいる自分に
ちょっとビビってみたり(* *)
なんか信じられない現実に
夢を見てるような感覚に陥るときがある
でも、時はそんなこと考えてる暇もなく
光のような速さで流れていくわけで・・・
ほんとっアッという間だな、一年なんて・・・
やりたいことはまだまだあるし
夢は果てしなく広がってるんで
やっぱそこは、失敗をおそれず
今までと変わらず
思ったことには全力で向かっていける自分で
ずっとあり続けたいと思うでありやす
長~いトンネル抜ける時の
あの白い光りが見えてくる瞬間が
最高に好きだから
もう一つ引用する。
→http://ameblo.jp/ariyasu-sd/entry-11914741158.html
(「今年もやってきた・・・」より一部引用)
8月もラスト一週間・・・
毎年この時期になると
早く夏のうちにすませなきゃって
妙に焦り出してみたり・・・
祭りのあと、みたいな
花火のあと、みたいな
なんかちょっと寂しい気持ちや
なんとも言えない独特の気持ちになるよね(・Θ・)
また来年も夏は来るのに・・・
今年の夏はひとつしかないから
やっぱ大事な思い出
ずっと忘れないよう閉じ込めて
夏のままでいたい!!
なんて、どっかで思ったりして
ふっと感傷にひたってみたり^^;
この時期の空気
心がなんかざわつく感じ
夕暮れに敏感に反応してしまう自分
どれもこれも
この独特な感じ・・・
なんとも言えない感じがすっごい好き☆
この感受性。
この文才。
杏果作詞して!
杏果がジャニーズ事務所のアイドルであったならば、うちわにそう書いて振ったことだろう。
さて、杏果の感受性と文才を高めている原因と思われるものはすぐに判明した。
日記だ。杏果はずっと日記をつけていた。
日常のあれこれ、気持ちが動いた些細な瞬間を言葉にし続けてきたのだろう。日記をつけていると感情を言葉にする行為に長けるだけでなく、言葉にすることを意識して生活するが故に感受性そのものも鍛え上げられると思う。恐らく。
杏果はブログに書いていない感情もしっかりと書き留めた上で、特に伝えたい言葉をブログに入れ込んできたのではないか。
だとしたら、杏果は今すぐ作詞をしても相当いいものを完成させる。私は確信した。杏果は絶対に、作詞に向いている。確信を帯びた願いは年々強固なものになり、「杏果のソロコンサートの実現」と共に大きな夢となっていった。
そしてついに「作詞」というワードが現実味を帯びて杏果の口から発された。
昨年9月に放送された「有安杏果へきくちから」にて、「2013年頃から作詞ノートに作詞をしている」と杏果自身が明かしたのだ。
それに対してきくちPさんは「こんな感受性豊かな子が言葉を残さないのは勿体無い」と言った。
きくちP!!!
よくぞ言ってくれた!!!
あんたは天才だ!!!
その後もきくちPが杏果に詩集を貸したりと、なんとなくいい感じの雰囲気になってきた。
それでも私は、正直、全然、実現するとは思っていなかった。あれだけ作詞して欲しいと言っていた割には、あまりにも大きな夢すぎるからか、遠い未来の話のようにしか捉えられずにいた。ソロコンもそうだ。いつか叶えるから待っててね、と言われて2年後3年後を予想していた。作詞はもっと先、10年後20年後レベルで考えてしまっていた気がする。
いつか。
そんな矢先、まず「いつか」のソロコンが「いつか」ではなくなった。
(2月上旬に購入した「日経エンタテインメント!2016年3月号」より一部引用)
今年は目標のひとつだったソロコンサートも実現できそうです。このタイミングでというのは、事務所の人に勧められたわけではなくて、自分で「もうやりたい」と言い出したのが大きな理由です。
・・・えっ!?!?今年!?!?やるの!?!?うっそ!?!?えっえっは!?
文字にはしづらいが相当驚いた。天地がひっくり返るほど驚いた。
2月上旬と書いたが多分2月3日だ。
そして・・・それから間もない2月20日。DOME TREK初日の名古屋ドームから流れてきたレポートを読み、時が止まった。電車内で涙を堪え切れなかった。本日の重大発表、
有安杏果ソロライブ
2016年7月3日(日)
・・・!?!?!?!?!?!?!?
えええええええええええええええええ
7月ううううう早っっっっっっっっっっ
よ、横浜アリーナあああああああああ
それはそれは感動した。本当に嬉しかった。杏果の夢が叶う。こんなにもすぐ叶うなんて。もう本当に嬉しかった。嬉しかった!ここには書き切れないくらい。宇宙がひっくり返るほど。
ただこの時点では作詞のことなど頭にはない。相変わらずそっちは夢物語として考えていた。というかもはやソロライブの衝撃で忘れかけてしまうくらいだった。のだが。
1ヶ月も経たず、3月13日、それは京セラドームから流れてきた。本日の重大発表、
ソロコンに向けて
作詞作曲のソロ曲 1曲以上準備中
・・・・・・
・・・・・・
もはや衝撃を通り越して、"無"だ。
い、今?????
夢見たいつかがここにある。
それはそれはそれは、驚いた。
え、ていうか、"作曲"も・・・?
え?
え?
・・・・・・え?
あれから3ヶ月。
杏果はソロライブとソロ曲に関して煽って煽って煽って煽って煽って、私は煽られ煽られ煽られ煽られ煽られ、という怒涛の日々を過ごした。
ありがたいことに、ソロライブ「ココロノセンリツ〜Feel a heartbeat〜vol.0」には奇跡的に当選した。嬉しいという次元ではなかった。
少しずつ開示されていくココロノセンリツ情報、ブログで紹介される曲製作風景、ココロノセンリツも、杏果が作った曲も、楽しみで楽しみで楽しみで、夢のような心地の日々だった。杏果も、夢のようだと言った。
そしてついに、6月8日、杏果が出演したラジオ番組「ミューコミプラス」にて、楽曲の製作陣が発表された。
①作詞:有安杏果 作曲:武部聡志
②作詞作曲:有安杏果(鼻歌で) 編曲:本間昭光
③作詞:有安杏果 作曲:宮崎誠
④作詞作曲:有安杏果(ギターで)・多保孝一 編曲:Jin Nakamura
ついに、杏果が、本当に、実際に、作詞作曲をしたという、事実を、はっきりと、突きつけられた。
もちろん作編曲陣にも圧倒されたのだが、それが一番大きかった。嬉しかった。(ただ、宮崎誠さんの名にはアニオタとして死んだ。)
そして・・・
6月12日午前3時。仮眠もとらずに起き続けてしまった。
有安杏果のオールナイトニッポンRが始まる。
この生放送で杏果の新曲が初公開されることは前々から聞いており、どんなに眠かろうが聴き逃す訳にはいかなかった。
しかしこの時まで、私は甘かった。
何故か思い込んでいたのだ。
公開されるのは1曲、と。
流れるの4時くらいかな〜などと。
あの時の自分にはっきり言ってやろう。
お前、
死ぬぞ!!!
(続く...?)
追記